レスリング パリ五輪内定 樋口黎が意気込み 代表合宿公開

レスリング、男子フリースタイルの選手の合宿が都内で公開され、57キロ級でパリオリンピックの代表に内定している樋口黎選手は「すべてを徹底して金メダルにつなげたい」と意気込みを語りました。

ことし7月に開幕するパリオリンピックの男子フリースタイルでは、57キロ級の樋口黎選手と74キロ級の高谷大地選手の2人がすでに代表に内定していて、東京 北区の「ナショナルトレーニングセンター」で2日から合宿に臨んでいます。

このうち、リオデジャネイロ大会で銀メダルを獲得している樋口選手は自分より重い階級の選手とも積極的にスパーリングを行い、得意の片足タックルなどスピードを生かした攻撃で順調な調整ぶりを見せました。

樋口選手はパリ大会へ向けて「一分の隙もなく、練習や食事の管理、生活のあり方など、すべてを徹底してパリでの金メダルにつなげたい」と意気込みを語りました。

また、去年12月の全日本選手権の65キロ級で東京オリンピック金メダリストの乙黒拓斗選手を破って優勝し、今月行われるパリオリンピック予選への出場を決めた清岡幸大郎選手は、日体大の先輩でもある樋口選手と実戦形式の練習を行うなどして汗を流していました。

オリンピック予選では2位以内に入れば代表に内定することになっていて、清岡選手は「勝つイメージしかしていない。絶対に勝つと思うし、過信ではなくその自信もある。めちゃくちゃ強くなっているし、いいレスリングができるようになった自分を早く見てほしい」と力強く話していました。