島根 隠岐の島町 1万本余のスイセン見頃 被災地へ募金活動も

島根県隠岐の島町の川や農道沿いで1万本余りのスイセンが見頃を迎え、現地で開かれた催しでは能登半島地震の被災地への募金活動が行われました。

島根県隠岐の島町の五箇地区では川や農道沿いに1万本余りのスイセンが植えられていて、この時期、黄色い花が満開になっています。

このスイセンは地元の藤田一志さんが10年以上前から毎年1000株ほど自宅の庭の株を分けて育ててきました。

藤田さんは「ことしは寒くて開花が遅れましたが、これからもできるかぎり管理していきたい」と話していました。

見頃に合わせて3月31日は初めて催しが開かれ、町内の人による音楽の演奏やけん玉の技が披露されました。

また、会場には募金箱が設置され、能登半島地震で被害を受け同じくスイセンの名所がある石川県輪島市に全額寄付されるということです。

出雲市から訪れた女性は「スイセンを見て幸せな気分になりました。また来たいです」と話していました。

催しを主催した地域の住民でつくる「五箇花の里づくり協議会」の池田眞理香さんは「五箇ではスイセンも本当に見事なので、地域作りに生かしてにぎやかにしたいです」と話していました。