藤井聡太八冠 昨年度成績は46勝8敗 2年連続で勝率トップに

昨年度の将棋棋士の成績が確定し、藤井聡太八冠(21)が2年連続で勝率トップとなりました。

去年、史上初の八大タイトル独占を果たした藤井八冠の昨年度の成績は46勝8敗で、勝率は8割5分2厘と7年連続で8割を超え、前の年度に続いてトップとなりました。

これは藤井八冠がプロ棋士になってから最高の勝率で、1967年度の中原誠 十六世名人の8割5分5厘に次ぐ歴代2位の記録です。

藤井八冠は、今月7日に開幕する「叡王戦」五番勝負で伊藤匠七段(21)の挑戦を受けるほか、今月10日からは「名人戦」七番勝負で豊島将之九段(33)の挑戦を受け、今年度もタイトル防衛戦が続きます。

現役最年少 藤本渚五段が勝ち数で1位に

一方、現役最年少の棋士で高松市出身の藤本渚五段が51勝9敗で伊藤七段と並び、勝ち数で1位となりました。

藤本五段の勝率は8割5分と、藤井八冠に次ぐ2位となっています。

藤本五段は、先月行われた「順位戦」の対局に勝って「C級1組」への昇級を決めていて、今年度の活躍に期待が高まっています。