大谷翔平 ツーベースで勝利に貢献 真田広之さんが始球式に登場

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は31日、本拠地で行われたカーディナルス戦で痛烈な当たりのツーベースヒットを打ってチームの勝利に貢献しました。

この試合、始球式にロサンゼルスを拠点に俳優やプロデューサーとして活動している真田広之さんが登場し、ファンを沸かせました。

大谷選手はドジャースの本拠地、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたカーディナルスとの試合に2番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席は追い込まれてから5球目のアウトコースぎりぎりの速球を見逃して三振、3回の第2打席は低めの変化球に空振り三振でした。

第3打席は6回、0対4と追う場面で、この回の先頭バッターとして打席に入り、変化球を鋭く振り抜いてライトのスタンドにワンバウンドで飛び込むエンタイトルツーベースヒットでチャンスを作りました。

打球速度186.3キロの痛烈な当たりでした。

このあと三塁まで進んだ大谷選手は4番のテオスカー・ヘルナンデス選手のタイムリーツーベースでホームを踏みました。

7回の第4打席はピッチャーゴロに倒れ、大谷選手はこの試合4打数1安打でした。

ドジャースは8回、3対4の1点差として、途中出場のマンシー選手が1号ツーランを打って逆転し、そのまま5対4で勝って、今シーズン本拠地で最初の4連戦を3勝1敗で勝ち越しました。

打球速度186.3キロ “チーム最速ヒット”

大谷選手が6回の第3打席に打ったエンタイトルツーベースヒットは、打球速度が186.3キロと痛烈な当たりでした。

これは、大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」がデータを取り始めた2015年以降、ドジャースの選手の打球では2番目に速い記録でした。

最も速い打球は2017年にヤシエル・プイーグ選手が打った186.6キロですが、この打球はアウトとなったためヒットとしては大谷選手が歴代最速となりました。

大谷選手の打球速度はエンジェルスに所属した昨シーズン記録した191.6キロが自己最速となっていて、これは大リーグの左バッターの中でも最速記録です。

真田広之さんが始球式 キャッチャー役は山本由伸

この試合の始球式に俳優の真田広之さんが登場しファンを沸かせました。

真田さんはロサンゼルスを拠点に俳優やプロデューサーとして活動していて、31日はドジャース対カーディナルスの始球式に登場し、キャッチャー役を務めた山本由伸投手に向かってノーバウンドでボールを投げ込みました。

始球式の前に取材に応じた真田さんは「スポーツとエンターテインメントという違いはありますが、みなさんに勇気や誇り、元気を与えられるということで、大谷選手と山本投手とはどこかで同志のような気持ちでいる。一緒に盛り上げていけたらいいと思う」と話していました。