プロボクシング 重岡銀次朗 2回目の防衛 兄の優大は防衛ならず

プロボクシングのミニマム級世界チャンピオンの重岡銀次朗選手が、31日に行われた世界タイトルマッチに勝ち、2回目の防衛を果たしました。

重岡銀次朗選手

試合は31日に名古屋市で行われ、IBF=国際ボクシング連盟ミニマム級のチャンピオンの重岡選手が、世界6位で、フィリピンのジェイク・アンパロ選手と対戦しました。

重岡選手は第2ラウンド、右のジャブから左のボディーにパンチを打ち込んでダウンを奪うと、そのまま相手が立ち上がれず、2ラウンド1分15秒でノックアウト勝ちしました。

今回の試合では5日前に、対戦相手が変更となり、試合後、銀次朗選手は「今回は謎の相手でやりながら、どんな選手か見ていこうと思っていた。自分でもボディー1回で倒せると思っておらず、ほっとしている」と心境を話しました。

重岡優大選手

一方、銀次朗選手の兄で、WBC=世界ボクシング評議会のミニマム級チャンピオンの優大選手は、元世界チャンピオンでフィリピンのメルビン・ジェルサレム選手と対戦しました。

しかし、第3ラウンドと第6ラウンドに、カウンターでダウンを奪われ、ポイントでリードされた後半は、ボディーへの攻撃を軸に、巻き返しを図りましたが12ラウンドで倒しきれず、判定で1対2で敗れて、防衛を果たせませんでした。