昭和に食堂車として活躍の車両 青森から移設されお披露目 千葉

昭和に食堂車として活躍し、青森県で保管されていた車両が千葉県いすみ市の鉄道公園に移設され、31日、多くの鉄道ファンが集まりお披露目されました。

移設されたのは昭和に活躍し、通称「ゴッパーサン」として知られる特急型車両「583系」の食堂車です。

昭和61年の引退後は青森県で保管されていましたが、老朽化によって解体が検討されていたことから、いすみ市にある鉄道公園、「ポッポの丘」を支援する有志が資金を集めて公園に移設し、31日、神事やお披露目式が行われました。

食堂車は、今後、公園に併設されたカフェで商品を買った人が利用できるイートインスペースとして活用される予定で、訪れた多くの鉄道ファンは写真を撮ったり、レトロな車両に触れたりして懐かしんでいました。

「583系食堂車保存会」の梅原健一会長は「かなり車両が傷んでいて不安でしたが、公開できてほっとしました。修繕を進めて多くの人に喜んでほしい」と話していました。