「目黒川の桜まつり」 能登半島特産の商品販売 被災地支援も

能登半島地震の発生から1日で3か月となるのを前に、都内で開かれたイベントでは被災地の商品を販売するブースが設けられ、多くの人が買い求めていました。

東京・目黒区で開かれた「目黒川の桜まつり」には目黒区に住む石川県出身者などのグループが出店し、能登半島特産の牛肉や塩などを使った商品が販売されました。

被災地の店舗などは正月の帰省客のために特産品をそろえていましたが、地震でほとんど販売できなかったため、グループが現地から在庫を集めたということです。

会場には募金箱も

会場には募金箱も設置され、おつりを寄付する人も多く、利益の一部は石川県東京事務所を通じて寄付されます。

東京では29日、サクラの開花が発表されましたが、会場のサクラはまだほとんど咲いておらず、訪れた人たちは買い物を楽しんでいました。

塩を購入した40代の女性は「被災地のものを東京で買うことで、少しでも支援につながったらうれしいです」と話していました。

目黒石川県人会の会長の細川雅義さんは「被災地への関心を持ち続けてもらえるよう、今後も能登半島の商品の販売や募金活動を続けたいです」と話していました。