“小林製薬の紅麹製品摂取後に体調不良6人に” 台湾メディア

台湾のメディアは、小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取して、体調が悪くなったという人の数が6人に増えたと報じました。

これは、台湾の中央通信が31日に衛生福利部食品薬物管理署から得た情報として伝えました。

食品薬物管理署は、小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取して体調が悪くなったという人からの通報を受け付けていますが、中央通信によりますと、これまでに6件の通報があったということです。

このうち1件は、さきに報道された南部の高雄に住む70代の女性のケースで、台湾のメーカーが製造したサプリメントを3、4年前から摂取し、去年3月に急性腎不全と診断されたということです。

また、中部の台中に住む40代の女性は、台湾の別のメーカーが製造したサプリメントを2022年7月から12月にかけて摂取し、ことし1月に腎臓の機能が低下していると診断されたということです。

食品薬物管理署は今後、通報があった人たちが訴えている症状と、小林製薬の紅麹原料を使った製品の摂取との間に関連があるかどうか、専門家による評価を行うということです。

食品薬物管理署によりますと、これまでに、およそ100の業者が原料や、これを使った製品の自主回収などを行っています。