4月の野菜価格 白菜 キャベツなど5品目 前半は高値推移か

農林水産省は、来月の野菜の価格の見通しを公表しました。今月中旬ごろまで続いた寒さの影響などから、白菜やキャベツ、レタスといった5つの品目が、来月前半は高値で推移するとしています。

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目について卸売価格の見通しを公表しました。

それによりますと、▽白菜、▽キャベツ、▽レタス、▽にんじん、▽たまねぎの合わせて5つの品目について、来月前半は平年を上回る高値で推移する見通しだとしています。

今月中旬にかけて、葉物野菜の産地となっている関東地方で平年より寒い日が多く、生育が遅れていることや、ほかの産地の天候不良なども影響して5つの品目の出荷量が平年を下回る見込みとなっているためです。

ただ、今後は、気温の上昇に伴って生育の回復が見込まれることなどから、5品目のいずれも、来月後半には平年並みの価格に落ち着く見通しだとしています。

一方、ジャガイモは、主な産地である鹿児島県や北海道での生育が順調なことから、来月後半にかけて平年より10%以上低い価格で推移する見通しだとしています。