“被災した子どもたち 体動かして心のケアを”石川 七尾で催し

能登半島地震でつらい思いをした子どもたちにボール遊びなどで自由に体を動かしてもらい、心のケアにつなげようという催しが石川県七尾市で開かれました。

七尾市の中島小学校で開かれた催しには、児童クラブに通う子どもたちなど20人余りが参加しました。

企画したNPOは、阪神・淡路大震災の経験をきっかけに、子どもたちにのびのびと遊んでもらい、心のケアや生きる力を育むことにつなげてもらう催しを各地で開いていて、今回初めて能登半島地震の被災地で開催しました。

会場では、子どもたちがカートに乗って遊んだり、柔らかい大きなボールを思い切り投げ合ったりして自由に体を動かしていました。

参加した男の子は「地震のあとは家でゲームをして遊ぶことが多く、外で遊ぶのは久しぶりで楽しいです」と話していました。

主催したNPOの米山清美 理事は「子どもたちは我慢していることが多く、体を使って遊んで発散できる場が必要です。また夏ごろにも開催したいです」と話していました。