安定的な皇位継承のあり方 国民民主党 衆院議長に党の考え報告

安定的な皇位継承のあり方をめぐり、国民民主党は、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧皇族の男系男子を養子に迎える案について、早急に制度の具体化を進めるべきだとする党の考えを、額賀衆議院議長に報告しました。

28日は国民民主党の玉木代表らが額賀衆議院議長と面会し、安定的な皇位継承のあり方をめぐる党の考えをまとめた文書を提出しました。

この中では、政府がおととし国会に提出した有識者会議の報告書に示されている、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案について、早急に制度の具体化を進めるべきだとしています。

また、報告書にある、旧皇族の男系男子を養子ではなく、法律によって、直接皇族にする案についても検討すべきだとしています。

玉木氏は記者団に対し「あらゆる手段を講じて皇位の安定継承と皇族数の減少に対策を打つべきだ。議長には、静ひつな環境の中で速やかに結論を得るべく最大限協力したいと申し上げた」と述べました。