羽田 航空機衝突事故 海上保安官の同型機への乗務 あす再開

羽田空港で起きた衝突事故を受け、海上保安庁は羽田航空基地に所属する保安官の事故機と同じ固定翼機への乗務を停止していましたが、精神面のケアを実施し安全運航の体制を確認できたとして、28日に再開することになりました。

ことし1月、羽田空港の滑走路上で起きた日本航空の旅客機との衝突事故を受け、海上保安庁は、現在、安全の再確認と精神面のケアのため、事故機と同じ固定翼機については羽田航空基地に所属する海上保安官の乗務を停止しています。

関係者によりますと、乗務再開に向けて準備が進められてきましたが、パイロットや整備士など関係する職員の精神面のケアを実施し、安全に運航する体制を確認できたとして、28日、乗務を再開することになりました。

羽田基地のパイロットは、乗務再開に向け3月7日から千歳基地の機体を使って訓練を行っているということです。

羽田基地にはもともと4機の固定翼機が所属していましたが、事故や整備のため現在運用できるのは1機のみで、航空機が足りなくなった場合、引き続き、周辺にある基地の機体を使ってカバーするということです。

羽田基地では、3月1日、所属する海上保安官のヘリコプターへの乗務を再開しています。