米大統領選 ケネディ氏 “副大統領候補に女性弁護士” 発表

秋のアメリカ大統領選挙に向けて無所属から立候補を表明しているロバート・ケネディ・ジュニア氏が、副大統領候補に女性弁護士のニコール・シャナハン氏を選んだと発表しました。

ケネディ元大統領のおいで、ことし11月のアメリカ大統領選挙に無所属で立候補しているロバート・ケネディ・ジュニア氏は26日、西部カリフォルニア州で支持者を前に演説し、副大統領候補に女性弁護士のニコール・シャナハン氏を選んだと発表しました。

シャナハン氏は38歳。

IT大手グーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏の元妻としても知られています。

母親は中国からの移民です。

ケネディ氏は、環境保護の問題に熱心に取り組んでいてシャナハン氏について「土壌や水、それに食品のなかの毒素による健康被害の算定に長年、取り組んできた。うってつけの人物だ」と評価しました。

シャナハン氏は「私はケネディ氏とともに平和で思いやりがあり、自由のあるアメリカを取り戻す」と訴えました。

政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、3人の戦いを想定した世論調査の支持率の平均値は
▽トランプ前大統領が40.7%
▽バイデン大統領が35.3%
▽ケネディ氏が12.3%となっています。

ケネディ氏は民主・共和両党の支持層から一定の支持を獲得して、大統領選挙の結果を左右するとの見方もあり、シャナハン氏を選んだことが選挙情勢に与える影響にも関心が集まっています。