三越伊勢丹HD 6月末に上海店閉店へ 中国での営業は残り1店舗に

大手デパートの三越伊勢丹ホールディングスは、中国 上海にある店舗をことし6月末で閉店することになりました。会社では、4月に天津にある2店舗を閉店する予定で、中国での営業は残り1店舗となります。

ことし6月末の閉店が決まったのは、中国 上海にある伊勢丹の店舗です。

三越伊勢丹ホールディングスによりますと、この店舗は、中国での3つ目の店舗として1997年に開業しましたが、ネット通販の普及などを背景に、ここ数年は赤字が続いていたということで、2022年の1年間は5億8700万円の最終赤字でした。

会社は閉店の理由について「店舗の建物の賃貸契約がことし8月上旬で満了となるため、外部環境の変化や店舗の収益性などを踏まえて決定した」としています。

会社では、中国で初めて出店した店舗を含めて、天津にある2店舗を4月に閉店する予定で、厳しい事業環境を背景に、中国での営業は残り1店舗となります。