近畿や東海など局地的に雨雲発達 伊豆諸島中心に大雨のおそれ

前線や低気圧の影響で、東日本や西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。このあと東日本の太平洋側では、伊豆諸島を中心に大雨となるおそれがあり、気象庁は土砂災害や暴風に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が四国付近を東に進んでいる影響で、東日本や西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり、近畿や東海などでは局地的に雨雲が発達しています。

また、風も強まっていて、午前11時までの最大瞬間風速は、
▽鹿児島県屋久島町尾之間で33.3メートル
▽静岡県の石廊崎で30メートル
などとなっています。

このあと、低気圧は急速に発達しながら東へ進み、東日本の太平洋側では伊豆諸島を中心に大気の不安定な状態が続き、大雨となるおそれがあります。

27日昼までの24時間に降る雨の量は、伊豆諸島の多いところで100ミリと予想されています。

また、東日本の太平洋側と東北南部では非常に強い風が吹き、伊豆諸島では大しけとなる見込みです。

気象庁は、土砂災害や暴風、高波に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。