春の味覚 タケノコの収穫始まる 京都府南部の山城地域

春の味覚、タケノコの収穫が、京都府南部の山城地域で始まっています。

京都府南部の山城地域は古くからタケノコの生産が盛んで、例年この時期に出荷が始まります。

このうち、井手町の木村文夫さんの竹林でも収穫が始まっていて、25日も朝早くから土の中のタケノコを金属の棒で次々に掘り起こしていました。

収穫されたタケノコは、先端が地面から出る前に掘り出すため色が白く、「白子(しろこ)」と呼ばれていて、軟らかく甘みが強いのが特長です。

ことしは2月に気温の低い日が続いたため生育はやや遅れているものの、収穫量は期待できそうだということで、木村さんは「手間をかけて育ててきたので、よいタケノコがとれたときや、おいしいと言ってもらえたときは、とてもうれしいです」と話していました。

タケノコの収穫は5月まで続き、地元のほか、東京方面にも「京たけのこ」として出荷されます。