23日午後4時ごろ、高知地方気象台の職員が高知城三ノ丸で、開花の目安となっているソメイヨシノの標本木を双眼鏡をのぞいたり木を見渡したりしながら何輪咲いているか観察しました。
そして、5輪の花が咲いていることを確認し、気象台は高知市のサクラが開花したと発表しました。
ソメイヨシノの標本木では、全国で最も早い開花です。
午後2時の時点に観察した際には咲いていたのは4輪にとどまっていましたが、気象台の職員が午後4時に改めて訪れて5輪目の花を確認しました。
高知市のサクラの開花は、平年より1日、去年より6日遅くなっていて、今後1週間から10日程度で満開になる見込みです。
高知地方気象台の増田純一調査官は「今週半ばに寒気が流れ込んで寒くなり、一時足踏みしたような状況になったが、きょうは気温が上がったため開花となった」と話していました。
高知城を訪れていた7歳の男の子は「全国で一番早い開花が高知となってうれしいです。きれいなサクラの満開も見たい」と話していました。
高知でサクラ開花 ことし全国で最も早く確認
高知地方気象台は23日、高知市のサクラが開花したと発表しました。全国で最も早い開花です。