皇居「乾通り」の一般公開始まる 桜の見頃を前に 3月31日まで

桜の見頃を前に23日、皇居の「乾通り」の一般公開が始まりました。

「乾通り」は、皇居の中を通り抜けるおよそ600メートルの並木道で、ソメイヨシノやしだれ桜など、およそ100本の桜が植えられています。

まだ多くがつぼみの状態ですが、花が咲き始めているものもあり、午前9時に坂下門が開くと、朝早くから待っていた家族連れや外国人観光客が次々と皇居内に入っていきました。

民間の気象会社などが発表している予想では、東京都心の桜は24日から25日にかけて開花する見込みで、訪れた人たちは傘を手に乾通りをゆっくりと散策し、桜の木や皇居内の建物などをスマートフォンのカメラで撮影するなどして楽しんでいました。

宮内庁によりますと、23日は5550人が訪れたということです。

オーストラリアから来た観光客は、「少しですが、咲いている桜を見つけることができました。皇居の中はとてもきれいで、よい経験になりました」と話していました。

また、夫とともに横浜から来た70代の女性は、「ふだんは見られない景色を見ることができてうれしいです。桜はこれからだったので来週もまた来てみたいです」と話していました。

「乾通り」の一般公開は今月31日までで、期間中は午前9時から午後3時半まで入場できます。