生成AIの活用進める日本企業 米エヌビディアと協業の動き活発

生成AIを活用した事業の強化を進める日本企業の間で、アメリカの半導体大手、エヌビディアと協業する動きが活発になっています。AIに欠かせない高性能な半導体の世界的な争奪戦がその背景にあります。

このうち、
▽日立製作所は3月19日に、エヌビディアと協業すると発表しました。
生成AIの処理を高速化するサーバーを共同開発するほか、発電所や鉄道、工場などの管理をメタバースやデジタルツインと呼ばれる仮想空間で行う技術を開発します。

▽大手商社の三井物産は、製薬会社が行う創薬の研究開発を支援する事業で協業し、2月からスーパーコンピューターの運用を本格的に開始しました。

また、
▽ソフトバンクも、携帯電話の基地局で、AIのデータ処理を行う技術開発で協業し、
▽NTTデータグループも、デジタルツインの事業で協業を進めています。

エヌビディアが手がけるAI向けの半導体は、その高い性能から圧倒的なシェアを持つ一方、生成AIの拡大に伴って世界的な争奪戦が起きています。

生成AIを活用した事業の強化を進める日本企業の間で、エヌビディアといち早く協業する動きが、さらに活発になりそうです。