福島 会津若松 伝統の「会津彼岸獅子」豊作や家内安全など願う

福島県会津地方で、豊作や家内安全などを願う伝統の彼岸獅子が会津若松市で行われました。

会津地方で江戸時代から続く「会津彼岸獅子」は、彼岸の時期のはやり病が獅子舞を奉納したことで治まったという言い伝えから始まったとされ、地元の保存会の人たちが豊作や家内安全などの願いを込めて各地で行っています。

彼岸の中日の20日は、雨やみぞれが降るあいにくの天気となり、会場の1つ、会津若松市の鶴ヶ城では屋外から、近くの建物の中に場所を変えて行われました。

3人の踊り手は白を基調に、赤や黄色などのきらびやかな着物を身にまとい、1列に並んだり輪になったりして、笛や太鼓にあわせた息のあった舞いを披露していました。

会場を訪れた地元の人や観光客など、およそ100人は、見どころの1つで大きな弓の間を踊り手が素早くくぐり抜ける演目が披露されると、大きな拍手を送っていました。

郡山市から来た男性は「初めて見ましたが、迫力があってびっくりしました。また見に来たいです」と話していました。