陸自オスプレイ 21日にも飛行再開 米軍の飛行停止措置解除受け

陸上自衛隊は去年11月のアメリカ軍のオスプレイの墜落事故を受けて見合わせていたオスプレイの飛行を21日にも、再開させることを決めました。
千葉県の木更津駐屯地にある機体から再開させることにしています。

去年11月、鹿児島県屋久島沖でアメリカ軍の輸送機オスプレイが墜落し、乗員8人が死亡した事故を受け、陸上自衛隊はオスプレイの飛行を見合わせています。

陸上自衛隊はアメリカ軍が今月8日に飛行停止の措置を解除したことを受けて、オスプレイの飛行を21日にも再開させることを決めました。

陸上自衛隊のオスプレイは現在、千葉県の木更津駐屯地に12機、佐賀県の目達原駐屯地と熊本県の高遊原分屯地にそれぞれ1機ずつ置かれていて、木更津駐屯地の機体から飛行を再開させるということです。

陸上自衛隊は19日までに、木更津市に飛行再開について説明を行っていて、当面は駐屯地の周辺に設定されている飛行ルートや洋上などで基本的な訓練を行うとしています。

オスプレイをめぐっては、アメリカ軍が今月14日に沖縄県の普天間基地で飛行を再開させています。

木更津市 渡辺市長「運用再開を容認 安全な飛行の確保求めた」

陸上自衛隊のオスプレイの飛行再開について、木更津市の渡辺芳邦市長はコメントを出しました。

18日、市役所で陸上自衛隊の運用部隊の隊長や操縦士から直接、安全対策などについて説明を受けたということで、「運用再開を容認するとともに、安全な飛行の確保を求めた。引き続き、運用を注視し、市民に不安が生じないよう取り組む」としています。