株価 1000円以上値上がり デフレ脱却への期待で買い注文膨らむ

週明けの18日の東京株式市場、日銀が18日から開いている金融政策決定会合で大規模な緩和策を転換するのではないかという見方が一段と強まる中、日本経済のデフレからの脱却への期待が高まって買い注文が膨らみ、日経平均株価は、1000円以上値上がりしました。

▽日経平均株価、18日の終値は先週末の終値より1032円80銭高い、3万9740円44銭。

▽東証株価指数=トピックスは51.19上がって、2721.99。

▽一日の出来高は18億4863万株でした。

株価が大幅に上昇した背景にあるのは、日米の金融政策をめぐる市場の思惑と為替の動向です。

市場では、日銀が18日から開いている会合で大規模な金融緩和策を転換するという見方が一段と強まる一方、転換後も緩和的な金融環境が続くという見方が大勢となっています。

一方、アメリカでは経済の底堅さを示す指標の発表を受けて、利下げの時期が遅れるとの見方が広がり、外国為替市場では、1ドル=149円台前半まで円安が進んでいます。

このため18日の株式市場でも、自動車や電機など輸出関連を中心に幅広い銘柄で買い注文が膨らみました。

また、日銀の金融政策の転換により日本経済がデフレから完全に脱却することへの期待も高まっていて、こうした期待が株価を押し上げているとする市場関係者もいます。

市場の見立てどおり日銀が19日、金融政策の転換に踏み切るのか。

投資家の関心が高まっています。