大谷翔平 韓国プロ野球チームと試合 2つの三振喫し2打数無安打

大リーグ、ドジャースが韓国・ソウルで行われる開幕シリーズを前に地元のプロ野球チームと試合を行い、先発出場した大谷翔平選手は2つの三振を喫して2打数ノーヒットでした。

ドジャースは今月20日と21日に韓国・ソウルで行われる開幕シリーズでパドレスと対戦します。

17日は、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズと「エキシビションマッチ」が組まれ、この試合に大谷選手は2番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席は、大リーグで対戦経験がある先発のアリエル・フラド投手の高めのボールを振って空振りの三振でした。

2回の第2打席は1アウト一塁三塁のチャンスでしたが、追い込まれた5球目に再びフラド投手の高めのボール球を振って空振りの三振で2打数ノーヒットに終わりました。

韓国でも人気の大谷選手は打席に入るたびに観客席から大きな歓声が上がっていました。

大谷選手は、18日の韓国代表との試合にも出場する予定です。

球場では大勢のファンが観戦 “大谷の活躍を期待”

大リーグ・ドジャースと韓国プロ野球チームの試合を前に大谷翔平選手が宿泊しているホテルには17日朝、大勢の韓国のファンが詰めかけていました。

大谷選手が試合会場に向かうためにホテルのロビーに姿を見せると、ファンたちからは日本語で「オオタニ、頑張って」などと声援がおくられました。

また、試合が行われたソウルのドーム球場では、大谷選手の写真がはられたパネルを手にしたファンやドジャースのユニフォーム姿の観客が大勢、観戦に訪れていました。

40代の韓国人男性は「大谷選手は2つの三振で残念でしたが試合を見られてよかったです。世界的な選手たちのプレーを直接見ることができて、ぜいたくな気持ちです」と話していました。

友人と観戦にきた20代の韓国人女性は「韓国の選手たちとメジャーリーグの選手の試合を見るのは新鮮でとてもおもしろかったです。次は大谷選手の活躍を期待したい」と話していました。

また、家族で見に来た30代の日本人女性は「大谷選手が打席に立つと観客の歓声でいっぱいになっていました。次の試合ではホームランを打ってほしい」と話していました。

対戦チームのアリエル・フラド「対戦できて勇気づけられた」

ドジャースと対戦したキウム・ヒーローズの先発、アリエル・フラド投手は大リーグでのプレー経験があります。

レンジャーズに所属していた2018年と2019年には大谷選手と対戦していて通算で11打数2安打、ホームランはなく、打率1割8分2厘と大谷選手を抑え17日の2回の対戦でもいずれも高めのボールで空振り三振としました。

フラド投手は、試合後の会見で「自分のねらいどおりに投げることができて、2つの三振を奪ったことはうれしかった。彼は世界最高の選手の1人で、こうしてまた対戦することができて勇気づけられた」と久しぶりに韓国で実現した対戦を振り返りました。