JR京葉線 朝と夕方以降の快速が各駅停車に 再検討求める声も

JR東日本の各線では16日、一斉にダイヤ改正が行われ、千葉市内と東京駅を結ぶ京葉線では早朝の2本を除いて朝と夕方以降の時間帯の快速が各駅停車に変更されました。

16日は、千葉市美浜区の幕張メッセなどでさまざまなイベントが開かれ、最寄りのJR京葉線の海浜幕張駅には、朝から多くの人が訪れました。

京葉線は今回のダイヤ改正で、朝9時台までと夕方4時台以降に運行されていた快速のうち、早朝の上りの2本を除いていずれも各駅停車に変更され、地元の自治体からは利便性が低下するなどとして、再検討を求める声が相次いでいます。

久しぶりに海浜幕張駅を訪れたという30代の会社員の女性は「事前に調べると『東京駅から快速で30分』と書いてありましたが、いざ乗ったら各駅停車でした。一駅ずつ止まるので意外と時間がかかると感じました」と話していました。

東京方面から年に数回ほど利用するという男子大学生は「各駅停車は乗車時間がすごく長いと感じましたし、これからは早め早めに行動しなくてはいけないと思います」と話していました。

ダイヤ改正をめぐって、千葉市は今後、経済団体などとともにアンケート調査を行い、地域への影響を把握したうえでJR側と再検討に向けた協議を進めることにしています。