横綱 照ノ富士が春場所7日目から休場 6日目までに4敗

大相撲の横綱・照ノ富士が腰のけがのため、春場所7日目の16日から休場することになりました。

照ノ富士は3場所ぶりに復帰した先場所で優勝し、春場所では目標としてきた10回目の優勝を目指しましたが、初日に小結・錦木に敗れました。

さらに4日目からは、横綱昇進後、初めて3日連続で金星を許すなど、6日目までに4敗を喫していました。

師匠の伊勢ヶ濱親方によりますと、去年けがをした腰に痛みがあるということで、大阪市内の病院で診察を受けた結果、腰椎椎間板症で2週間の安静と治療を要すると診断されました。

このため日本相撲協会に休場を届け出て、春場所7日目の16日から休場することになりました。

照ノ富士が休場するのは去年の九州場所以来、20回目で、横綱在位16場所で9回目です。

16日対戦する予定だった翔猿は不戦勝となります。

伊勢ヶ濱親方は「先場所よりも腰の状態がよくなく、稽古が足りなかった。戻すのに必死に頑張ったが無理だった。前から悪いので出場が続くとどうしても力が出ない」と説明しました。

そして次の夏場所での復帰を目指すとしたうえで「トレーニングをして筋肉をつけて固めるしかない。それで腰の痛みが取れればなんとかなるだろう。春の巡業では土俵入りぐらいはできる状態にしたい」と話していました。