金峰山は4日目の13日、幕内最年長の玉鷲に土俵の下に押し倒されて敗れ、師匠の木瀬親方によりますと、この時に首や背中を打ちつけたということです。
そして、大阪府内の病院で診察を受けた結果、けい椎の捻挫で、7日間休場したうえで安静と治療を要すると診断されたため、日本相撲協会に届け出て、春場所5日目の14日から休場することになりました。
金峰山の休場は3年前の九州場所で、三段目100枚目格付け出しで初土俵を踏んで以来初めてです。
14日対戦する予定だった大の里は不戦勝となります。
木瀬親方は「部屋に帰ってきたら真っ青になって腫れていた。本人は出場したがっていたが、首はもともと悪いところで、けさも痛みがあるというので、大事をとって休ませた」と状況を説明しました。
そのうえで、「何日かして腫れがひいて痛みもなくなれば、本人と話して再出場も考えるかもしれない」と述べました。
大相撲春場所 幕内の金峰山 きょうから休場 首を痛めたため
大相撲、幕内の金峰山が首を痛めたため、春場所5日目の14日から休場することになりました。
平幕の剣翔も休場 ひざのけがで
大相撲の平幕の剣翔がひざのけがのため、春場所5日目の14日から休場することになりました。
剣翔は13日の4日目に、平戸海に敗れたあと、自力で立ち上がれずに、車いすに乗せられて土俵をあとにしました。
師匠の追手風親方によりますと、ひざを痛めたということで、大阪市内の病院で診察を受けた結果、前十字じん帯損傷、内側側副じん帯損傷、内側半月板損傷の疑いがあるとして、およそ2か月の治療を要する見込みだと診断されました。
このため、日本相撲協会に届け出て、春場所5日目の14日から休場することになりました。
剣翔の休場はおととしの名古屋場所以来、4回目で、14日対戦する予定だった豪ノ山は不戦勝となります。
剣翔は今場所、自己最高位の前頭6枚目で臨んでいて、4日目までに2勝2敗としていました。
師匠の追手風親方は「本人は1番でも2番でも相撲をとりたいと言っていて、4、5日様子を見て再出場について検討するが、これ以上大きいけがにするわけにもいかないので、慎重に判断したい」と話していました。