大谷翔平 オープン戦でツーランホームラン含む3安打

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がジャイアンツとのオープン戦に2番・指名打者で出場し、6試合ぶりのホームランとなるツーランを含む3安打の活躍で、オープン戦の打率を5割7分9厘に上げました。

大谷選手は12日、アリゾナ州グレンデールで行われたジャイアンツとのオープン戦に2番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手は1回の第1打席、4球目の高めの速球につまりながらもライト前に運んでヒットとすると、1アウト一塁で迎えた3回の第2打席も初球をライトにはじき返し、2打席連続でヒットを打ちチャンスを作りました。

5回の3打席目は空振り三振に倒れましたが、2アウト一塁の場面で回ってきた6回の第4打席はインコースの151キロのツーシームを豪快にレフトに運び、オープン戦6試合ぶりとなる2号ツーランホームランを打ちました。

高い軌道の打球でしたが、大谷選手は持ち前のパワーを見せてスタンドまで運びました。

大谷選手はこの試合4打数3安打2打点の活躍で、オープン戦7試合の打率を5割7分9厘に上げました。

大谷選手は13日のマリナーズとのオープン戦に出場し、その後、開幕戦が行われる韓国に移動する予定です。

オープン戦第2号は高い軌道で逆方向へ

大谷選手のオープン戦第2号となるホームランは、改めて状態のよさをうかがわせる一打でした。大リーグでは、速度にもよりますが、打球の角度が25度から35度ぐらいだとホームランになりやすいと言われています。

この日、第4打席での大谷選手の打球角度は39度余りで、一見すると外野フライのような高い軌道でしたが、逆方向への打球はぐんぐんと伸びて外野フェンスを越え、改めて大谷選手のパワーを示す打席となりました。

この打席は大谷選手が志願して立ったということで、ロバーツ監督は「シーズンが近づくにつれて集中力が増しているように感じるし、パワーもすばらしかった。彼はやはり特別な選手だ」とたたえました。

そのうえで「彼はフィールド全体に打ち分けることができる。逆方向への当たりはいい兆候だと思う」と評価していました。

ジャイアンツ 筒香嘉智も出場

この試合にはジャイアンツとマイナー契約を結んで大リーグ昇格を目指す筒香嘉智選手も8番・指名打者で出場しましたが、ドジャースの開幕投手を務める予定のグラスナウ投手に2打席連続で外野フライに打ち取られるなど、2打数ノーヒットでフォアボールが1つでした。