スピードスケート世界選手権 高木美帆が途中棄権 “体が悲鳴”

スピードスケートの世界選手権に出場している高木美帆選手が、4種目で行う「オールラウンド」の、前半を終えた時点で「体が悲鳴をあげている」などとして途中棄権しました。

これは高木選手が自身のホームページで明らかにしました。

ドイツで開かれたスピードスケートの世界選手権は、短距離の2種目を2回ずつ滑る「スプリント」と、短距離から長距離までの4種目で競う「オールラウンド」の2つの部門が行われます。

高木選手は、大会2日目の8日に「スプリント」で自身2回目の総合優勝を果たし、9日には「オールラウンド」の前半の500メートルと3000メートルの2種目に出場し、3位につけていました。

しかし、10日に行われる「オールラウンド」の後半2種目を前に、大会を途中棄権したということで高木選手は自身のホームページで「途中離脱は悔しい思いもあるが体が悲鳴をあげていて、滑るべきではないと判断した」と理由を説明しました。

そのうえで「棄権すること自体に迷いはないが、それでもやはり悔しい。無念という気持ちに近い」などとコメントしています。