インド 女性500人超がバイクでパレード“女性の活躍に支援を”

インドの首都ニューデリーの中心部に女性のライダー500人以上が集まって、愛車のバイクでさっそうと走りながらパレードを行い、女性が社会でもっと活躍できるよう支援を訴えました。

このパレードは国連が定めた3月8日の「国際女性デー」にあわせて、週末の10日に行われたもので、ニューデリー中心部の広場にはインド各地の女性ライダー500人以上が集まりました。

女性たちは愛車のバイクなど二輪車でさっそうと走りながら、10キロにわたってパレードを行い、女性が社会でもっと活躍できるよう支援を訴えていました。

インドは人口が14億人余りと世界最多となり、経済も急速に発展していますが、男性優位の風潮が残っているところもあり、女性への差別や暴力などの問題も指摘されています。

また、バイクをめぐっても、女性が運転することに寛容でない男性も農村部を中心に少なくないということです。

しかし、最近では、大型バイクに乗った4人の女性が主人公になったインド映画が上映され人気を集めるなど、インドでも女性ライダーが増えているということです。

参加した30代の女性は「バイクに乗ると鳥のように自由になれます」と話していました。

50代の女性は「女性たちがいろいろな困難に直面していることは事実ですが、決して抑えつけられず、自分の夢を追ってほしいです」と訴えていました。