千葉 大網白里 地震と津波想定し避難訓練 地震頻発で参加者増

2月下旬以降、千葉県東方沖やその周辺で地震が相次ぐ中、千葉県大網白里市で震度6強の地震を想定した津波避難訓練が行われました。

東日本大震災から3月11日で13年となるのを前に、大網白里市で行われた訓練は千葉県東方沖を震源とする震度6強の揺れで高さ10メートルの津波が発生したという想定で行われました。

新型コロナの影響などもあって、市単独での訓練は5年ぶりで、市が指定する緊急避難場所9か所におよそ570人が避難しました。

このうち、海岸から2.3キロほど内陸にある白里小学校では、東日本大震災後に整備された避難用の外階段を使って、参加した人たちが海抜13.8メートルにある屋上に避難しました。

参加した女性は「能登半島や千葉県東方沖など地震が多く、どきどきして安心して寝ていられない。日頃から衣類なども含め持ち出せるよう備えはしてあります」と話してました。

また、60代の男性は「大きい地震は怖いので、毎日毎晩不安です。今回は場所の確認を兼ねて訓練に参加しました」と話してました。

大網白里市安全対策課の石井一正さんは「地震が頻発しているので、住民の意識も高くなり、前回の5年前より参加者が増えています。訓練を通じて避難場所やルートを確認してほしいです」と話していました。