参院政倫審 議員が弁明行う審査会の開催きょう正式決定へ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、参議院政治倫理審査会は議員が弁明を行う審査会の開催を8日、正式に決める予定です。
今後、関係議員に対して出席の意向確認を行い、来週後半の開催も視野に調整を進めることにしています。

今回の問題を受けて、参議院政治倫理審査会は8日、議員が弁明を行う審査会の開催を正式に決める予定です。

これまでに安倍派の世耕・前参議院幹事長が、開催されれば出席する意向を明らかにしています。

また、安倍派の西田昌司・参議院議員はNHKの取材に対し、説明責任を果たしたいとして、出席して報道関係者にも公開したいという考えを示しました。

審査会は野党側が出席を求めている自民党などの関係議員32人に対し、▽出席するか、▽出席の場合、公開するかの意向確認を行い、来週後半の開催も視野に調整を進めることにしています。

一方、自民党は7日、悪質な会計処理で会計責任者が逮捕・起訴された場合に議員本人を処分する仕組みを設けることを柱とした党則などの改正案を固めました。

岸田総理大臣は「『政治は特別なものだ』という特権意識を是正し、政治家も当然の責任を取る改革を進めなければならない」と述べました。

これに対し、立憲民主党の長妻政務調査会長は「党則は法律ではなく客観性もないので党がいくらでも差配できる。執行部自体にいろいろな問題が噴出しており評価できない」と批判しました。

野党側は8日も、岸田総理大臣も出席する参議院予算委員会の集中審議で追及を続ける方針です。