千葉県東方沖 地震 減少傾向も震度5弱程度の可能性 注意を

2月下旬以降、地震活動が活発化している千葉県東方沖やその周辺では、震度1以上の地震は減少傾向ですが、揺れを感じない地震は4日も起きるなど地震活動は続いています。政府の地震調査委員会は、今後、震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして、注意を呼びかけています。

千葉県東方沖を中心とする地域では、2月26日以降、地震活動が活発になり、千葉県などでは
▽2月29日の朝
▽3月1日の明け方
▽3月2日の未明の、
合わせて3回、震度4の揺れを観測しました。

震度1以上を観測した地震の回数は、4日午後4時までに32回となっています。

気象庁によりますと、震度1以上の地震は、3日から減少傾向だということですが、揺れを感じない地震は4日も、午後3時までの速報値で12回発生するなど地震活動は続いているということです。

政府の地震調査委員会は、地震活動が活発になったのとあわせて、陸側と海側のプレート境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」が起きているとみられ、過去に、この地域で繰り返し確認されている現象だとしています。

過去の地震活動から考えると、今後、最大で震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして、注意を呼びかけています。