中国 上海の日本料理店 石川県産の食材で“被災地を応援”

能登半島地震の被災地を応援しようと、中国・上海にある日本料理店が4日から石川県産の食材を使ったランチの提供を始めました。

これは、上海にある日本料理店と中国で県産品のプロモーションなどを行っている石川県の事務所などが企画したものです。

ランチは石川県産のしょうゆや、ふを使った焼き魚やみそ汁、それに、おでんなどがセットになっていて、日本円でおよそ800円で1週間程度の間、限定で提供されます。

4日は昼前から、近くで働く中国人などが店に訪れ従業員がランチについて説明すると、早速注文していました。

このランチを注文した人には抽せんで、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市の特産品で、伝統的な方法で作られた塩を使ったサイダーなどが、ふるまわれました。

ランチを注文した40代の中国人の男性は「石川県の特産品を食べる以外にも、石川県の人たちの住宅再建を支援する方法がないか考えてみたいです」と話していました。

料理店の経営者、毛雲※ひょうさん(58)は「地震ではつらいこともあり、大変だったと思います。しかし、その困難を乗り越えれば、きっといいことがあると信じてください。応援しています」と話していました。

※「ひょう」は、「風」偏に、「火が3つ」の「えん」