輪島の伝統芸能「御陣乗太鼓」 白山市の神社でことし初披露

能登半島地震で被災した石川県輪島市に伝わる伝統芸能、「御陣乗太鼓」が、ことし初めて白山市の神社で披露されました。

「御陣乗太鼓」はおよそ450年前、現在の輪島市名舟町の住民が太鼓の音で上杉謙信の軍勢を追い払ったことが由来とされる伝統芸能です。

名舟町では、地震で断水が続いたことなどから住民は県内の広域避難先で太鼓の稽古を続け、ことし初めてとなる演奏が3日、白山市の白山比※め神社の春祭りで奉納されました。

神社の拝殿では保存会のメンバー10人がおはらいを受けたあと、夜叉や幽霊の面を着け激しく太鼓を打ち鳴らしました。

続いて、境内でも演奏を披露すると、参拝客から大きな拍手が送られました。

保存会によりますと、名舟町にある白山神社がある縁で総本宮の白山比※め神社に申し出て今回の演奏が実現したということです。

御陣乗太鼓保存会の槌谷博之代表は、「多くの人が見に来てくれ感激しました。御陣乗太鼓の火を消さないよう演奏を続けたい」と話していました。

※「め」は口偏に羊。