大谷翔平 先制タイムリーヒットで2試合連続打点 2度目のOP戦で

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が2度目のオープン戦に臨み、第2打席に先制のタイムリーヒットを打って2試合連続で打点をあげました。

大谷選手は1日、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に、前の試合に続き、2番・指名打者で先発出場しました。

第1打席はフルカウントから6球目の変化球を見極めてフォアボールで出塁しました。

キャンプ中、重点的に走塁の練習を行っていた大谷選手はリードを大きく取り、次の塁を狙うそぶりを見せ、けん制に対しては右腕を素早く伸ばしてベースに戻り、去年、手術したひじをかばう様子はありませんでした。

1アウト二塁のチャンスで迎えた3回の第2打席は、昨シーズン、巨人で開幕投手を務めて、今シーズン、ガーディアンズとマイナー契約を結んだタイラー・ビーディ投手と対戦しました。

そして、フルカウントからの6球目、152キロの内角高めの速球をひっかけましたが、打球はセカンドの前ではねてライト前に抜け、先制のタイムリーヒットとなりました。

2アウト二塁と再びチャンスで回った5回の第3打席は、この試合2つめのフォアボールを選び、代走を送られて交代しました。

大谷選手はこの試合、3回打席に立って1安打1打点、フォアボールが2つという成績で、前の試合のツーランホームランから2試合連続で打点をあげました。

ロバーツ監督「3打席を気持ちよさそうにプレー」

試合後、取材に応じたドジャースのロバーツ監督は大谷選手について、「3打席を気持ちよさそうにプレーしていたと思う。アグレッシブにバットを振った上でボールも見えていて、本当によかった」と満足そうに振り返りました。

今後のオープン戦への出場については、3日、日本時間4日のロッキーズ戦、5日、日本時間6日のエンジェルスとの試合に出場する予定だということです。

体に問題がなければ6日、日本時間7日の山本由伸投手が先発予定のホワイトソックス戦にも出場するとしています。

結婚発表後 初オープン戦 ファンからも祝福の声

大谷選手の結婚発表後、初のオープン戦となったこの日は球場に集まったファンからも改めて祝福の声が聞かれました。

ドジャースファンの女性は「私は独身ではないから彼の結婚がうれしいですが、多くの女性が悲しんでいると思います。2人の長い幸せとドジャースの勝利を願っています」と話し、「コングラッチュレーションズ、オオタニ!」と祝福していました。

また、ファンの日本人女性は「友人とお祝いのバナーを作ってきました。結婚して表情も柔和になったように感じます。きょうもホームランを打ってほしいです」と話していました。