ミシガン州予備選 共和はトランプ氏 民主はバイデン氏が勝利

秋のアメリカ大統領選挙に向けた候補者選びは27日、中西部ミシガン州で共和・民主両党の予備選挙が行われ、野党・共和党はトランプ前大統領が、与党・民主党はバイデン大統領が勝利しました。民主党の予備選挙ではガザ情勢をめぐるバイデン大統領の対応に反発するアラブ系住民などが抗議を呼びかけ、「支持候補なし」とする票が13%余りにのぼり、バイデン氏にとっては懸念も残る結果となりました。

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた共和・民主両党の候補者選びは27日、ミシガン州でそれぞれ予備選挙が行われました。

開票はおおむね終了し、野党・共和党の予備選挙では集計率98%の時点で、得票率はトランプ前大統領が68.2%、ヘイリー元国連大使が26.5%でトランプ氏が勝利しました。

ここまでのすべての候補者選びで勝利しているトランプ氏が党の指名獲得に向けさらにリードを広げました。

一方の与党・民主党は集計率98%の時点で、バイデン大統領が81.1%の票を獲得して勝利したものの「支持候補なし」とする票が13.3%に上りました。

ミシガン州ではガザ情勢をめぐるバイデン氏の対応への反発から、アラブ系住民などがバイデン氏への抗議として「支持候補なし」に投票するよう有権者に呼びかけていました。

民主党は現時点でバイデン氏以外に有力候補は出ておらず、バイデン氏が党の指名を獲得する見通しですがミシガン州は秋の本選挙で接戦が予想されることから、バイデン氏にとっては懸念も残る結果となりました。

投票所前でバイデン大統領不支持呼びかけも

全米最大のアラブ系アメリカ人のコミュニティーがあるミシガン州デトロイト郊外の投票所前では、バイデン大統領のガザ情勢への対応に抗議の意思を投票行動で示そうと呼びかけが行われていました。

ミシガン州の予備選挙の投票用紙には、候補者の氏名の一覧のほかに、「支持候補なし」という選択肢も設けられています。

呼びかけを行っていた女性は「『支持候補なし』を選択して投票しよう」と書かれたプラカードを持ち、投票に訪れる人たちなどに対しバイデン大統領を支持しないよう訴えていました。

「支持候補なし」を選んで投票したという女性は「ガザ地区で今起きていることは私自身にとってだけでなくこの地域の人たちにとってもとてもつらいことだ。バイデン大統領が私たちの声を聞いてくれることを信じたい」と話していました。

また、同じく「支持候補なし」として投票したという男性は「パレスチナの現状を受け入れることができない。本選挙でもバイデン大統領に投票したくない気持ちだ」と話していました。

一方、バイデン大統領に投票したという男性は「ガザ地区の人たちに寄り添ってはいるが、できることは限られている。考慮したが、自分の生活をいちばんに考えた」と話していました。