トヨタ 出荷停止指示解除受け 2工場の生産ライン 3月4日再開へ

豊田自動織機が生産したエンジンの認証取得の不正で、国土交通省が自動車用エンジンの出荷停止の指示を解除したことを受け、トヨタ自動車は2つの自動車工場の生産ラインの稼働を来月4日から再開させることを決めました。これによって停止したすべての工場の生産が再開することになります。

トヨタ自動車のグループの豊田自動織機では、自動車用のエンジン3機種で認証手続きに必要な出力試験の違反行為が見つかり、国土交通省は先月29日、不正が見つかったエンジンの出荷停止を指示しました。

エンジンの供給を受けるトヨタ自動車は一時、国内4つの工場の6つの生産ラインを停止し、今月13日には一部稼働を再開したものの、三重県と岐阜県にある2工場の2つの生産ラインは今も停止しています。

この問題で国土交通省は27日、自動車用エンジンの基準適合を確認したとして、出荷停止の指示を解除しました。

これを受けてトヨタは停止中の生産ラインについて、来月4日から稼働を再開させることを決めました。

これによって停止したすべての工場の生産が再開することになります。

今回の工場の停止では「ランドクルーザー300」や「ハイエース」のほか、同じ工場で生産する「アルファード」にも影響が出ていました。