死者3万人に迫る 戦闘休止の仲介役カタール “合意はまだ”

イスラエル軍による攻撃が続くガザ地区では、去年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が始まって以降の死者数が3万人に迫っています。こうした中、戦闘休止交渉の仲介役を務めるカタール政府はまだ合意が得られていないとして、働きかけを強める考えを強調しました。

イスラエル軍はガザ地区各地で攻撃を続けていて、地区の保健当局は27日、過去24時間で新たに96人が死亡したと発表しました。

去年10月にイスラエルとハマスの衝突が始まってからこれまでの死者は2万9878人にのぼり、3万人に迫っています。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は26日、カタールなどが仲介する戦闘休止と人質解放をめぐる交渉が近くまとまり、来月4日までに戦闘休止が実現することに期待を示しましたが、カタール外務省の報道官は27日、「まだ合意は得られていない」と述べました。

ただ、来月10日ごろに始まるイスラム教の断食月、ラマダンまでに戦闘の休止を実現させることを目指しているとして、働きかけを強める考えを強調しました。

交渉をめぐってはロイター通信が27日、戦闘を40日にわたって休止し、ハマスが女性や高齢者などの人質40人を解放する一方、イスラエルも刑務所に収容しているパレスチナ人およそ400人を釈放するなどの提案をハマス側が受け取ったものの、意見の不一致があると伝えていて、交渉が速やかにまとまるかは不透明な状況です。