韓国国防相 “北朝鮮の偵察衛星 来月末にも打ち上げの可能性”

韓国の国防相は、北朝鮮が早ければ来月末にも追加の軍事偵察衛星を打ち上げる可能性があるという見方を示しました。

北朝鮮は去年11月、軍事偵察衛星の打ち上げに初めて成功したと発表し、翌12月にキム・ジョンウン(金正恩)総書記が、ことし中にさらに3基を追加で打ち上げる計画を明らかにしています。

これについて、韓国のシン・ウォンシク(申源●)国防相は地元メディアに対し「3月末に打ち上げることもありうる」などと述べ、北朝鮮が早ければ3月末にも追加の軍事偵察衛星を打ち上げる可能性があるという見方を示しました。

具体的な根拠は明らかにしていませんが、シン国防相は、韓国軍が4月初めにアメリカで偵察衛星を打ち上げる予定だと明らかにしたうえで、キム総書記が韓国より早い時期の実施を指示すれば、3月の打ち上げも可能だと指摘しています。

一方、北朝鮮が打ち上げに成功したとしている去年11月の軍事偵察衛星について、シン国防相は、「軌道を回っているが、機能する兆候はなく、ただ回っている」と述べ、地上の撮影や交信など偵察衛星としての機能を果たしていないと分析していることを明らかにしました。

※シン・ウォンシク(申源●)●は「さんずい」に「是」