広島 キャンプ打ち上げ 新井監督「今後も高いレベルで競争を」

プロ野球、広島は27日午前、およそ1か月にわたったキャンプを打ち上げ、新井貴浩監督は「若い選手がアピールしてくれた。今後も高いレベルで競争してもらいたい」と開幕に向けてさらなる競争を求めました。

広島は今月1日から13日まで宮崎県日南市で、15日からは沖縄県沖縄市でキャンプを行い、最終日の27日は午前中、バッティングや守備練習などおよそ2時間の全体練習を行いました。

キャンプ中に新井監督から、プロ11年目で初めての開幕投手を伝えられた九里亜蓮投手は、リラックスした表情で、キャッチボールをするなどして調整していました。

野手では、若手の外野手が激しいポジション争いを繰り広げていて、27日も3年目の田村俊介選手などが最後までバットを振り込んでいました。

練習の最後にはグラウンドに全員が出て、選手会長の堂林翔太選手が音頭を取って手締めをして、およそ1か月にわたったキャンプを打ち上げました。

新井監督は、「沖縄キャンプの実戦で若い選手がアピールしてくれて見ていてうれしい。みんながMVPだ。開幕に向けてもっと高いレベルで競争してほしい」と話していました。

チームは27日広島に戻り、今後はオープン戦などで調整を進めて、来月29日のDeNAとの開幕戦に備えます。