杉良太郎さん 伍代夏子さん夫婦ら 被災地で炊き出し 石川 七尾

歌手で俳優の杉良太郎さんと歌手の伍代夏子さん夫婦が、能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市を訪れ、被災した人たちに、うどんなどの炊き出しを行いました。

26日は、杉良太郎さんと伍代夏子さん夫婦や、レコード会社の社員など、およそ20人が、七尾市能登島の漁港と避難所を訪れました。

このうち※エノ目漁港では、杉さんと伍代さんがみずから腕をふるって、うどんや焼きそばを調理し、集まった人たちにふるまいました。

時折、雪がちらつく中、被災した人たちは、魚を入れる箱と木の板を並べたテーブルを囲んで熱々のうどんで体を温めながら、杉さんたちと写真撮影をするなどして交流していました。

杉さんは、阪神・淡路大震災や、東日本大震災の被災地でも炊き出しを行っていて、今回、用意した650食分の食材費や交通費などは、すべて杉さんが負担したということです。

地元の77歳の女性は「おいしかったです。杉さん夫婦を見ようと市外に避難した住民も戻ってきて、久しぶりに会えたので、2人が来てくれて本当によかったです」と話していました。

また、杉さんは「能登島の人たちが力を合わせて復興に向かっている姿が見られました。被災地が元の姿に戻ることを願っています」と話していました。

※「エノ」は、「魚へん」につくりは「爰」。