米大統領選 “ヘイリー氏の大口献金団体が資金提供停止”報道

秋のアメリカ大統領選挙に向けた野党 共和党の候補者選びで、トランプ前大統領と争うヘイリー元国連大使について、大口の献金団体が資金の提供を停止することが明らかになったと、アメリカの主要メディアが報じました。ヘイリー氏は選挙戦を続けると表明したばかりですが、大きな痛手になるとみられています。

11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党 共和党の候補者選びで、ヘイリー元国連大使はこれまでのすべての候補者選びでトランプ氏に敗北したのに続き、24日に行われた地元の南部サウスカロライナ州の予備選挙でもおよそ20ポイントの差をつけられて敗北しました。

こうした中、アメリカの主要メディアは25日、ヘイリー氏の選挙戦を支援してきた大口の献金団体が資金の提供を停止することを関係者に伝えたと報道しました。

この団体は「この先の候補者選びで困難が予想される中、外部の団体がヘイリー氏の勝機の拡大に向けて状況をよくできるとは思えない」と説明しているということです。

アメリカNBCテレビによりますと、団体はこれまでヘイリー氏の選挙運動に3100万ドル以上、日本円にして46億円以上の資金を提供しているということです。

ヘイリー氏は選挙戦を続けるとしていますが、大口の献金団体による支援の停止は大きな痛手になるとみられています。