被災者に化粧楽しんでもらう 石川 輪島でボランティア活動

石川県輪島市で、被災した人たちに化粧を楽しんでもらうボランティア活動が行われました。

この活動は横浜市でメークアップアーティストとして活躍する中野剛章さんが企画し、会場の輪島市町野町の佐野寺には、能登半島地震のあと避難所などで生活している10代から70代の女性7人が訪れました。

中野さんは「かわいくしてほしい」とか「眉毛を整えたい」という要望を聞き取ったあと、持ち込んだメーク道具で口紅やほお紅をぬっていました。

訪れた人たちの中には、断水が長期化するなど厳しい環境が続いていることから、周囲の目を気にして化粧を控えていた人もいて、久しぶりのおしゃれを楽しんでいました。

なんとか持ちこたえた自宅で生活を続けているという前名和美さんは「水は全くなく貴重だったのでメークには使えませんでした。きれいにしてもらい、気分も高まっています」と話していました。

中野さんは「久しぶりの化粧を喜んでいただきました。要望があれば続けていきたいです」と話していました。