軍事侵攻2年 ゼレンスキー大統領が米議員団に支援の継続訴え

ロシアによる軍事侵攻が始まってから2年となりました。
攻勢を強めるロシアと戦うウクライナにとってアメリカの軍事支援が死活的に重要となる中、ゼレンスキー大統領は、アメリカの議員団とウクライナ西部で会談し、支援の継続を強く訴えました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、西部リビウでアメリカの民主党の議会上院トップ、シューマー院内総務などの議員団と会談しました。

ゼレンスキー大統領は会談後、ビデオ演説でアメリカの軍事支援について「国家の防衛のために不可欠だ」として死活的に重要となっているという認識を示しました。

会談後、シューマー院内総務が記者団に明らかにしたところによりますと、ゼレンスキー大統領は、軍事支援がなければウクライナはこの戦争に負けるとして危機感を示したということです。

アメリカでは、与野党の対立から新規の軍事支援が停止していて、ウクライナへの支援を含む総額950億ドル余り、日本円にして14兆円以上に上る緊急予算案の承認の見通しが立たないままでゼレンスキー大統領としては改めて支援の継続を訴えたものです。

一方、ロシア国防省は24日、ショイグ国防相がウクライナの前線の部隊を視察し今月掌握したと発表したウクライナ側の拠点、東部アウディーイウカでの戦闘について報告を受けたと明らかにし、改めて戦果を強調しました。