大谷翔平 キャンプ3回目の実戦形式の打撃練習は見逃し三振

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がアリゾナ州で行われているキャンプで3回目の実戦形式の打撃練習を行いました。

去年、手術を受けた右ひじのリハビリとともに調整を続ける大谷選手は、シーズン開幕までに50打席に立つことを目安としていて、23日はアリゾナ州グレンデールで行われているキャンプで、実戦形式の打撃練習に臨みました。

大谷選手は2日ぶり3回目の実戦形式の練習で、昨シーズンレッドソックスで7勝をあげ、ドジャースでもローテーション入りが予想される左投げのパクストン投手と対戦しました。

結果は5球目の高めの速球を見逃して三振でした。

グラウンドでの打撃練習は1打席のみでしたが、この日はドジャースのキャンプ地で初めてオープン戦が行われることもあり、これまでにも増して大勢のファンが大谷選手に声援を送りながら練習を熱心に見ていました。

一方、前日に実戦形式の投球練習を行った山本由伸投手はこの日はキャッチボールなどで軽めの調整でした。

大谷選手と山本投手はいずれも週明け以降にオープン戦に臨む見込みとなっています。

OP戦にファン1万人超 大谷のユニフォーム姿のファンも

ドジャースはこの日が、キャンプ地のホームでの最初のオープン戦で、球場には1万1623人のファンが集まりました。

大谷選手や山本投手は試合のメンバーに入っていなかったためドジャースのベンチに姿はありませんでしたが、観客席には大谷選手や山本投手のユニフォームを着た大勢のファンがいました。

また、入り口で配られていたオープン戦のパンフレットは大谷選手が1人で表紙を飾っていて、スター選手ぞろいのドジャースの中でも大谷選手の人気の高さがうかがえます。

試合はドジャースがパドレスに4対1で勝ち、来月、韓国のソウルで行われる開幕シリーズで対戦する同地区のライバルを相手に2連勝しました。

大谷選手がいつからオープン戦に出場するのかは明らかになっていませんが、ドジャースのロバーツ監督は週明けになる意向を示していて、最短で25日のアスレティックス戦になるとみられます。

オープン戦に出場すれば去年9月3日のアスレティックス戦以来、およそ5か月半ぶりの実戦となります。

今後は、大谷選手自身が話していた「自分のいい感覚を実戦の中で早く取り戻していく」という段階に入っていきます。