2次避難者をバスで買い物送迎 “外出で気分転換を” 富山

能登半島地震で被災して富山市のホテルに2次避難している石川県珠洲市の人たちに外出の機会を設けて気分転換をしてもらおうと、バスで送迎をする買い物支援のサービスが行われました。

これは、珠洲市からの2次避難者を受け入れている富山市が行ったもので、20日は、2次避難所になっているホテルから9人がバスに乗って市内のショッピングセンターに向かいました。

このホテルには、20日時点で100人を超える人たちが避難していて、富山市は避難生活が長引くなか、外出の機会を設けて気分転換をしてもらったり、足りなくなったものを買いそろえたりしてもらいたいとしています。

なかには、今月2日に避難してきてから、初めてホテルから外出するという人もいます。

89歳の女性は「ショッピングセンターで過ごす時間を楽しみたいと思います。石川県の1次避難所にいた時はどこにも出かけられなかったので、ワクワクしています」と話していました。

富山市は、今後も買い物支援のサービスを行う予定で、22日はバスで金融機関への送迎も行います。