サッカー日本代表 伊東純也選手が女性2人提訴 2億円賠償求める

サッカー日本代表の伊東純也選手が性被害を受けたとして刑事告訴した女性2人に対して、虚偽の告訴によって名誉を傷つけられたなどとして、2億円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、サッカー日本代表で、フランス1部リーグ、スタッドランスに所属する伊東純也選手です。

女性2人は、去年6月、大阪市内のホテルで酒に酔わされ伊東選手とトレーナーから性被害を受けたとして1月、大阪府警察本部に刑事告訴し、このうち1人は、PTSD=心的外傷後ストレス障害を負ったと主張しています。

これについて伊東選手は、事実無根で虚偽の告訴であり名誉が傷つけられ、スポンサー契約を打ち切られたなどとして、女性2人に2億円の損害賠償を求める訴えを19日、大阪地方裁判所に起こしました。

提訴のあと、伊東選手の代理人は「客観的な証拠に基づかない虚偽の告訴で、性加害の事実がないことを明らかにしたい」と話していました。

一方、伊東選手が訴えを起こしたことについて、女性の代理人は「訴状の内容を確認できていないので、具体的な内容はコメントできない」としたうえで「女性たちは適正な刑罰を求めて刑事告訴しており、捜査への協力を第一に考え、行動していく」などとしています。