新大関 琴ノ若 松戸市で意気込み 「番付の1つ上と優勝目指す」

大相撲の新大関 琴ノ若が、出身地の千葉県松戸市の市役所で「番付の1つ上と優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語りました。

松戸市出身の琴ノ若は、市内にある佐渡ヶ嶽部屋に所属し、先月の初場所で優勝争いに加わって13勝を挙げ、大関昇進が決まりました。

千葉県出身の力士の大関昇進は69年ぶりです。

16日は地元の松戸市役所を訪れ、多くの職員や市民から大きな拍手で出迎えを受けました。

続いて行われた懇談の中で本郷谷健次市長は、「大関昇進、おめでとうございます。今後は横綱に昇進して相撲界の輝く星になってもらいたい」と激励しました。

これに対し琴ノ若は、「まだ番付には1つ上があり、優勝もできていない。賜杯を松戸に持ち帰れるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と応じていました。

懇談のあと琴ノ若は、「『大関』と声をかけられるようになって昇進を実感しています。きょうもこれだけたくさんの方に来てもらい励みになりますし、さらに上を目指して稽古を積んでいきたい」と意気込んでいました。

琴ノ若が新大関として臨む春場所は、来月10日に大阪府立体育会館で初日を迎えます。