メッツ 千賀滉大「自分のレベル さらに上げられるように」

大リーグ、メッツの千賀滉大投手が14日、フロリダ州でキャンプの初日を迎え、大リーグ2年目のシーズンに向けて「自分のレベルをさらに上げられるようにしたい」と意気込みを話しました。

千賀投手は大リーグ1年目の昨シーズン、チーム最多の12勝をあげ、防御率はリーグ2位の2.98、202奪三振をマークするなどメッツ投手陣の柱として活躍しました。

14日はフロリダ州ポートセントルーシーで始まったバッテリー組のキャンプに参加し、キャッチボールや守備練習で汗を流しました。

そして、練習の最後にはブルペンの傾斜を使って30球ほど追加のキャッチボールを行い、その様子を撮影して映像を確認する様子も見られました。

練習後に取材に応じた千賀投手は「去年はむだなボール球を投げすぎてフォアボールが多すぎた。ことしは自分のレベルをさらに上げられるように今からしっかりと過ごしていきたい」と意気込みを話しました。

2年目のことしは大リーグで自身初の開幕投手も期待されますが「順番がどうなろうが別に何も意識はしない。日本にいた時よりもストレートの比率が減ったのでほかのボールの精度を改めて大切にしなければいけない。フォークボールも今シーズンは注意されると思うので、ケアされてもいいようなフォークを投げることが大切になる」と話し、代名詞の「お化けフォーク」をさらに磨く決意を示していました。

また、メッツは14日、オリオールズからFA=フリーエージェントとなっていた藤浪晋太郎投手を1年契約で獲得したと正式に発表しました。

背番号は「19」に決まり、アメリカのメディアは年俸335万ドル、日本円でおよそ5億円の契約だと伝えています。

藤浪投手はビザの取得が間に合わずキャンプ初日の練習には参加しませんでしたが、球団によりますとすでにアメリカに入って練習を続けているということで、ビザが取得できしだいチームに合流する見込みです。