競泳 世界選手権 男子200mバタフライ 本多灯が金メダル

中東のカタールで行われている水泳の世界選手権、競泳の男子200メートルバタフライで本多灯選手が金メダルを獲得しました。

本多選手は世界選手権で自身初の金メダルです。

カタールのドーハで開かれている水泳の世界選手権は大会13日目の14日、競泳の男子200メートルバタフライの決勝が行われました。

日本からは、この種目の東京オリンピックの銀メダリストで、22歳の本多選手が、準決勝を2位で通過して決勝に進みました。

本多選手は、足首を痛めていたということでしたが、最初の50メートルで2番手につけると、100メートル手前でトップに立ちました。

そして、得意とする後半では力強い泳ぎを見せて最後の50メートルでほかの選手を引き離し、1分53秒88のタイムで金メダルを獲得しました。

今回の大会は、去年の世界選手権のこの種目で金メダルを獲得したフランスのレオン・マルシャン選手などが出場していませんが、本多選手は日本男子のエースとしてしっかりと結果を出し、世界選手権で3大会連続のメダル獲得、自身初の金メダルとなりました。

本多選手は「本当にうれしい。足首をけがして、そこに意識がいってしまっていたが、集中して、準決勝から修正して決勝に臨んだ。名前を呼ばれて登場ゲートを通ったら、自分のレースをするだけだと思っていた。笑顔を絶やさずにレースができた」と話していました。